【DIY失敗 第2弾】iPadを自分で修理で壊す 松本より
【第2弾】iPadを自分で修理！DIYに挑戦しよう！
iPad･iPhone修理のアイスマ松本店です。先日のブログ、【DIY 第1弾】iPhoneを自分で修理！DIYに挑戦しよう！では、iPhoneを自分で修理をする場合の心得を書きましたが、今回は【DIY 第2弾】としてiPadを修理する場合の心得とDIY失敗実例になります。内容は、iPhoneのDIYと似通った点もあると思いますが、あしからず。
①iPadを自分で修理！DIYに挑戦しよう！
②iPadを自分で修理！リスクも考えよう
③iPadを実際に修理するうえでの注意点
④【DIY失敗 第2弾】iPadを自分で修理に挑戦！で壊す
では、さあ始めましょう！
■iPadを自分で修理！DIYに挑戦しよう！
iPadを壊してしまった時に、iPhoneと違い「自分で修理にしよう！」と挑戦される人はそう多くはいないと思います。web検索で「iPad+修理」とか「iPad+分解」・「iPad+パネル交換」・「iPad+バッテリー交換」などで検索をし見る動画はどれも、タッチパネル剥がしから始まっています。ネジ止めが多用されているiPhoneの分解と違い、iPadは余り使われていません。ところが、動画も見て「やっぱり専門店に任せよう！」とDIYを諦め修理店にご依頼される方も多いことでしょう。
でも誰でも最初は初心者です。やってみれば意外と簡単かも知れません。勇気をもって何事も勉強！自分で修理！DIYに挑戦をしてみてはいかがでしょうか。
■iPadを自分で修理！リスクも考えよう
「勇気をもって何事も勉強。自分で修理！DIYに挑戦！」とは言っても、iPhoneやiPadの修理を実際にしたことのある人はお分かりでしょうが、タッチパネルの交換やバッテリー交換などの同じ修理でもiPhoneとは作業内容が全く違う事をご存じだと思います。iPhone・iPadの修理店は松本近隣、安曇野にも何店舗もありますが、リスクが伴う修理なので実際には修理が出来るところはほぼ無く、修理の受付だけして他の部門や店舗に送っての修理が実際のところなんです。特殊な半田付けも伴う修理のライトニングコネクタの交換などは、リスクの上に更に特殊な半田付けも伴う修理になり長野県広しと言えども出来る修理店はミニマムです。
修理の中では最も多い修理ですが、割ってしまったタッチパネルのガラス割れの交換でしたら容易な部類に入ります。既にガラスが割れているので心置きなく剥がしていくことが出来ます。バッテリーの交換の様なタッチパネルが割れていない状態でのiPadの修理は、後で再利用するので、剥がすのにも割らない様に注意が必要となります。
これは、iPhoneの修理でも言えることですが、自分で修理を行う場合、iPadなら尚更しっかり修理の作業内容を把握しておく必要があります。パネルを持ち上げるところ間違っていたり、ちょっと力を入れすぎたりで取り返しのつかない故障や最悪の場合は修理不能になってしまう事にも繋がってしまうので、紹介されている動画などを注意深く観察し、どこのどの部分に注意しなければならないかも事前に頭に叩き込んでおくことが重要となります。
そして、自分で修理するときは、iPadと対話をしながら、決して無理をせず急がず、時間には十分な余裕を持ってDIYされたら良いです。当店でもiPadの修理をご依頼されますが、毎回初心に戻って修理をさせて頂いております。
■iPadを実際に修理するうえでの注意点
当店でもiPadを修理していて「iPadは修理することを前提には作られていない」と良く思います。iPadを自分で修理に挑戦する場合、修理前提で作られていないiPadなので、良くiPadと対話をしながら、声を聞き、決して無理をせず、時間には十分な余裕を持ってDIYされることをお勧めします。
実際に、タッチパネルのガラスは割れていないライトニングコネクタの交換という前提での、修理するうえでの注意点として考えてみました。
①基本的には電源はオフにして作業を開始。
②静電気に気を付け、むやみなに余計な部分に触れないようにすること。
③ヒートガン、ホットプレート等と使用し、タッチパネルの接着の粘度を下げて、無理な力を加えない様に剥がす。
④最近の機種は液晶・タッチパネルが一体構造なので、ヘラ等の奥に入れ過ぎで壊さないようにする事。
⑤タッチパネル、液晶パネルの取扱いは指紋が着かないように、場合によっては手袋も使用する。
⑥出来るだけ早い段階でバッテリーのネジを外し、薄型ピックなどで基板との接点に挟んでおく。
⑦ロジックボードの取り外しでは、外したパーツ類は、後で分かり易いように、取り付けてあるように置いていくこと。
⑧ライトニングコネクタの取り外しでは、鉛フリー対応（PBフリー）の温度調節機能付きの半田ゴテを使用し、無理して剥がさない事を心がける。
ライトニングコネクタ取外し
⑨ライトニングコネクタの取り付けでは、位置決め用のマークをズレ無く合わせ、仮半田で固定する。この位置決めで半田付けの良し悪しが決まります。
ライトニングコネクタ半田付け
⑩作業パネルを接着する前には、必ず動作確認を行うこと。必要によっては数時間必要です。
⑪パネルに使われている接着テープは出来る限り再利用しなく、新しいテープに貼りかえる。後で浮いてこないように市販品はお勧めしませんが、ほとんどの修理店は通常の両面テープで後で浮いてきます。長野県では当店だけかも知れませんが、これも大変重要だと思っていますので、工業用のテープを使っています。後で浮いてしまう事は無いですが、剥がすことを前提にしていないテープなので、今度剥がしたいときに剥げないという点が難ありです（汗）
⑫パネルを閉じる前には必ず、指紋・ホコリは取り除きクリーニングをする。
以上の内容を守って、iPadに愛情を持ち作業をお願いします。
■【DIY失敗 第2弾】iPadを自分で修理に挑戦！で壊す 松本より
第5世代 iPad5のタッチパネル（ガラス）を割ってしまいDIY 自分で修理に挑戦されたお客様、うまく修理出来ずに外っておいたiPadですが、今回、修理をしてもらおうと当店にご依頼されました。
不具合は、
①交換したタッチパネルが効かない。
②ホームボタンが効かない。でした。
修理をした際の記憶をたどって頂きましたが、あまり覚えていないそうでしたが、「ホームボタンのケーブルを切ってしまった！」との事でした。
①まず、パネルへのホームボタンの取り付けがちょっと難ありです。（下写真）ここも位置決めや高さで僕も苦労することが有ります。
iPad5（第5世代）ホームボタン取り付け
②タッチパネルのケーブルが切れてます。きっと、力を加え過ぎたんでしょう。
iPad5（第5世代）タッチパネルケーブル切断
③ここで【大問題発生！】
ホームボタンからのケーブルを外そうとしたら抜けない！
コネクタの基板への半田付け部分が浮いているような感じがする。
何か接着剤で固定されている気がするんだけど。
ケーブルを抜かずに、基板に半田付けされているコネクタごと剥がしたようです。基板側のパッド（パターン）ごと、もぎ取れ基板を壊してしまったようです。
iPad5（第5世代）ホームボタンコネクタの破損
iPhone修理 アイスマ松本 iPad diy失敗 自分で修理
修理としては、ホームボタンの修理は不可能です。どのみちホームボタンは使えないので、iPhone6のホームボタンをダミーとし取り付け、タッチパネルの交換のみとさせて頂きました。
修理後に写真をお見せし、お客様に伺ったところ、「取ってしまったコネクタは、瞬間接着剤で固定すれば、使えるようになると思っていた」との想定外のお答えで、閉口してしまいました。以前にDIYで自分でiPhone5Sの修理をしたことがあり、iPadも同様だと思い修理したけど、全然たっぺが違ったそうでした。
ほとんどの修理店がiPadの修理を進んでしない（出来ない）理由が分かったと思います。
DIY 修理中でも構いません！自分で難しいと思ったら！
もしiPadの作業を始めて、「思うようにばらせない！」「途中から自身が無い！」などございましたら、松本で9年の老舗、安心できるiPhone修理店の当店へご相談下さい。壊してしまう前にご相談下さい。また、iPhone修理を教えてほしい。修理パーツを買いたい。などもご対応しておりますのでご相談下さい。長野県松本周辺/塩尻/安曇野/伊那/駒ヶ根/飯田/岡谷/諏訪/茅野/上田/千曲/大町/佐久でiPad・iPhone修理をお探しなら当店へご相談下さい。長野県で一番の老舗になります。 松本周辺でiPad・iPhone修理をお考えなら当店へお任せ下さいませ！
