iPhoneの初期化（リセット）について

iPhoneを機種変更する場合やスマホを下取りに出したり売却する際に、
アイフォンに保存された個人情報を削除することが必要です。
そのためにはアイホンを初期化（リセット）して、工場出荷状態のまっさらな状態に戻さなければいけません。
今回はiPhoneを初期化する方法や注意すべき点など、初期化に関する様々な内容をお届けいたします。

iPhoneの初期化が必要なとき

iPhoneの中に保存されているデータを全て消してしまう初期化は、どのような場合に必要になってくるのでしょうか。
iPhoneのリセットが必要なケースは大きく分けて以下の2パターンになります。

●アイフォンの動作が遅い・アイホンの電源が頻繁に落ちる
●アイフォンを売却・下取りに出す

iPhoneの動作が遅い・不安定・頻繁に落ちる

数年iPhoneを使っていると、インストールしたアプリが増えたり、写真や動画で容量が圧迫されたりすることで、
だんだんとiPhoneの動作スピードが遅くなってきます。アプリをインストールしすぎてバックグラウンドで動いているソフトが増えると、それだけでiPhoneのメモリを占領してしまい、動作が遅くなります。
更にiPhoneの動作が遅くなるだけではなく、同時にバッテリーの持ちも悪くなってしまうので、スマホにとっては良くありません。
スマートフォンの動きがおかしい、動作が不安定、最近よく落ちる等の症状でお困りの場合は、
iPhoneを初期化することで症状を解消させることができるかもしれません。

ただ、iPhoneをリセットしてしまうと、写真や動画、Line等のアプリは全て消えてしまいますので、事前のバックアップが必要不可欠です。
アイフォンを初期化する際は、iTunesやiCloudにバックアップを作成してから行いましょう。

iPhoneを買取・下取りに出すとき

現在、使用しなくなったiPhoneを街の買取店に売る場合や、ネットオークション・フリマサイトで売買する際には、
iPhoneを初期化（リセット）して、工場出荷状態に戻さなければ、個人情報が漏洩してしまうリスクがあり大変危険ですので、しっかりとiPhoneを初期化して中身のデータを完全削除しておくことが必要になってきます。
特にネットオークションやフリマサイトでは、個人情報収集を目的とした悪徳な業者が、
中古のスマホを大量に購入しているケースも少なくありませんので、クレジットカードの情報やおサイフケータイ等の電子マネー情報をしっかりと削除することが重要になってきますので、iPhoneを売却しようとお考えの方は必ずiPhoneの初期化を行ってください。

iPhoneを初期化する前にやるべきこと

■iPhoneのバックアップデータを作成する

画像や動画、メールのデータ等、初期化した後も必要になるデータがある場合はバックアップをとっておく必要があります。
パソコンを持っている場合は容量の制限がないiTunesからバックアップをとってください。
スマフォしかお持ちでない場合はiCloudからバックアップをとりますが、バックアップできる容量に制限がありますので、
必要ない画像や動画、アプリ等を事前にiPhoneから削除しておく必要があります。

■「iPhoneを探す」をオフにして初期化する

「iPhoneを探す」機能がオンになっていると、初期化したあとにAppleIDとパスワードを入力しなければiPhoneが使えなくなってしまいます。これは防犯や盗難対策のための機能なのですが、この機能をオンのまま初期化して売却すると、次の購入者がiPhoneを使えなくなってしまいます。
この「iPhoneを探す」がオンになっている状態で初期化したiPhoneだと、買い取ってもらえなかったり、
場合によっては後日、iPhoneを売ったお金を返金しなければいけなくなる可能性もあります。
iPhoneを手放す際は必ず「iPhoneを探す」をオフにしてから初期化するようにしてください。

■iMessageの登録を解除する（アンドロイドに移行時）

iPhoneを手放し、android端末に乗り換える場合、iPhoneのiMessageがオンになっていると、
SMS（ショートメッセージ）が新しいアンドロイド端末で受信できなくなる可能性があります。
XperiaやHuawei、Galaxy、OPPO、Nexus、AQUOS等のアンドロイド端末へ機種変更する場合は、
iPhoneの設定からiMessageをオフにしておきましょう。

■iCloudなどからサインアウトする

iPhoneを初期化する前に念のためiCloud、iTunes Store、App Storeからサインアウトしておきましょう。
（iOS10.3以降からは、iCloudのみサインアウトすることで、iTunes Store、App Storeは自動的にサインアウトされるようになりました。）

※個別に写真やメールのデータを削除してはいけません。
写真やメール、カレンダーや連絡先やメモなどの個別のアプリ内データを手動で削除するのはNGです。
自分で手動で削除してしまうと、iCloudサーバーからもデータが削除されてしまい、
他のiPhoneやiPad、Mac等のApple制端末からも、iCloudのデータにアクセスできなくなってしまう可能性があります。

■iPhone初期化（リセット）のまとめ

iPhoneを初期化する必要性やメリット、初期化のための準備についてご紹介しました。
iPhoneの動作が遅い、不安定、落ちる場合、買い取り、下取りに出す場合はiPhoneを初期化しましょう。
初期化をする前には必要に応じてバックアップをとり、今回紹介したことを適宜行ってください。
iPhone修理のアイスマ松本駅前店では、データ移行やアイフォンの初期化、初期設定等も承っておりますので、
お困りの際はぜひアイスマにご来店くださいませ。