修理の立場から iPhone･iPadのモデル発売を振り返る

iPhone･iPadのモデル発売年を調べる

こんにちは、iPad・iPhone修理のアイスマ松本店ですが、長野県松本でiPhoneの修理に10年近く携わって来て最近思う事があります。
2007年の初代iPhoneの発売されてから新しい機種が毎年発売になってきました。お客様の中には10年もの長きあいだ2011年に発売された iPhone 4Sを愛用され続けている方もおられます。修理をする側から見ても機種が多様化により、当店に修理またはバッテリー交換で来店されたお客様との会話の中で、いつ発売になった機種なのか混乱してしまうことが有ります。年代を知るために指を折り曲げながら数える時もあります。そんな訳で iPhoneや iPadの発売の年を自分自身も改めて知っておきたかったので、簡単ですが整理してみました。

2010年はiPhone4、初代iPadの発売。

iPadのパネルの取り付けでは、今では標準となっている両面テープですが、初代 iPadは、爪の付きのパネルをフレームに固定する方法がとられていました。パネルを外す際に爪を折ってしまうこともありました。iPhone4は、ポケットにジャリ銭と一緒に入れてもキズが付きにくい固い金属のステンレスのフレームが使われていて、お金を掛けた造りが伺える1台でした。近接センサの効きがイマイチでiOSのバージョンアップなどを行いましたが、芳しくなく、特に白色のパネルはイマイチ不安定でした。

バックパネルから開けて修理をする iPhone4,4Sでしたが、打って替りバックパネルが無い iPhone5はフロントパネルから開けての修理に代わり、頭の切り替えに戸惑いました。修理をしている側から見れば、iPhone4,4Sの機種に比べて修理色が薄くなり、悪く言えば単なる部品交換のイメージが強くなってきた機種でもあります。

2014年、iPhone6、iPad Air2の発売

iPhone4系からiPhone5系、そして 2014年のiPhone6。画面のサイズも大きさを増しました。それに反比例し強度が弱くなり、iPhone6の修理には苦労しました。落下はもちろん、普段使いでお尻のポケットに入れ、座るだけでフレームが曲がってしまうほど強度が弱かったです。ガラス割れ修理でもフレームの矯正が付属してくる感じでした。
iPad Air2からは、ガラスと液晶が一体構造になり、例えばガラスを割ってしまっても液晶ごとの交換になり修理が高価になってしまいます。2015年に発売されたiPad mini4も同様で、ガラスと液晶が一体構造になりました。

2016年、iPhone SEの発売

2015年に発売されたiPhone6S系に続き、2016年春に発売の5系のサイズのiPhoneSEです。このサイズといい、機械式のホームボタンを使っているiPhoneは、この機種で最後となってしまい残念な事です。機能性を重視されている方はこのiPhoneSEを使い続けています。新しい機種を手に入れても、手元に残しておきたい機種です。

2017年、iPhone Xの発売

今までの液晶パネルに代わり有機ELが使われた最初のモデルです。このiPhoneXには、あまり良い印象が無いんです。
それは、バイブレーターの不具合で確認中の時でした。バイブレーターのコネクタの接触不良という可能性も否定できないので見ましたがしっかり固定されていましたが、バイブレーターにショックを与えたら動作するようになりパネルを閉めようとしたときに、ほんの少しのホコリが内部にあり、お客様からの意向で除去をするためにエアーを吹きホコリを取り除きパネルを閉め、電源を入れようとしたけれど起動しない。内部のネジは一つも外してないので原因不明でした。お客様曰く、普段から起動に問題があったとの事、バイブの不調もそれに関係しているっぽいんですが、バイブが動作するようになったことで、回路にダメージが発生し破損に繋がった様です。そんな理由で、iPhoneXは良い印象が無い理由です。
高性能になって良い反面、壊れやすい回路になって来ていると感じてしまうのは僕だけかな？

続く……